心の丸窓(37)
ひとの心の成り立ちについて

 今年のハロゥインは土曜日ということもあり、例年以上に盛大なものでしたね。仮装した人たちであふれた渋谷の街並みも何度もニュースで取り上げられていました。ここ数年、かぼちゃの顔の妖精ジャック・オー・ランタンも仮装行列もお馴 …

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心の丸窓(36)
「喪の仕事」という視点から、とりとめもなく想いめぐらせたこと<後編>

〜心の丸窓(35)より続く〜 この映画の重要なテーマの1つは、自分にとって大切な対象を失うという「対象喪失」であり、4姉妹だけでなく、登場人物のほとんどが何らかの喪失の物語を抱えています。父親の葬儀のシーンから始まり、1 …

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心の丸窓(35)
「喪の仕事」という視点から、とりとめもなく想いめぐらせたこと<前編>

たまには映画の話でもしてみましょう。主人公の中学生の女の子は、自分が手を尽くして看病した父親を亡くしたばかりです。その女の子は「しっかり者」と周りから思われており、実の父親の葬儀の場面でも、すっかり参ってしまった義母を気 …

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心の丸窓(34)
日本における精神療法トレーニング事情

先日、全国の有志の医学生と研修医を対象に、「精神分析 医学生・研修医セミナー  2015」という研修の集いが都内で開かれました。心の杜からは私を含む医師3名が講師として登壇し、若い医師やその卵の方たちと有意義な …

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非常勤医増員ならびに診療枠の拡大のお知らせ

 2015年8月1日付けで、髙橋佳医師が心の杜の診療スタッフに加わります。  髙橋医師は福島県立医科大学神経精神科・心身医療科出身で、東京大学心療内科での研修・臨床・研修を経て福島・東京での総合病院・単科精神科病院勤務の …

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心の丸窓(33)
身も心も

江戸時代の貝原益軒による「養生訓」をめくってみると、身体のみならず精神の養生も説いています。そこには、現代の心身医学にあるような心身の関連が述べられています。 心療内科では、心が無理をした皺寄せで身体が悲鳴を上げている患 …

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心の丸窓(32)
PTSD

この文章は前回のコラムの日本語訳です。 東京に住んでいる限り、我々は3月になると過去の外傷的な出来事を思い出さずにいられません。例えば、地下鉄サリン事件(1995年3月20日)や東日本大震災(2011年3月11日)などで …

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心の丸窓/Round window of the mind(31) PTSD

Round window of the mind is the column about mental therapy written by doctors of Kokoronomori Shinjuku Clinic …

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3月14日(土):臨時休診のお知らせ

3月14日(土):臨時休診のお知らせ  2015年3月14日(土)は医師の出張のため臨時休診とさせていただきます。  クリニックをご利用の皆様にはたいへんご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくご理解 …

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心の丸窓(30)
命日反応

昨年秋のとある夜、私は高校時代の仲良し二人と会食をしました。実はその一人の愛犬が、一ヶ月ほど前に14歳で天国へ旅立っていたのです。悲しみに暮れる彼女を想い、私達は「偲ぶ会」を開くことにしました。彼女の眼には一瞬涙が溢れま …

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